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2009年03月22日

特別編・東京マラソン2009 IV (東京都道8号千代田練馬田無線I)

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ここまで、比較的順調に推移していったが、このあたりである異変が平方さんを襲ってきた。

股関節が痛い。

足を動かすたび、股関節に痛みが走る。
別に、これは今に始まったことではないが、走った後、シャワーを浴び、ストレッチをした後、十分な休息を取りさえすれば、股関節の痛みは必ず収まっていた。
昨日、不安に駆られて西東京市北原の交差点から新宿三丁目までの約17kmを走ったからなのか、容赦なく、ズキズキとした痛みが平方さんを襲ってくる。
まだ10kmも走っていないのに、これでは完走はおろか、時間切れによる途中棄権にもなりかねない。
バファリンやタイレノールといった鎮痛剤を飲めば痛みは収まるのでは?と思い、薬局に寄ることも考えたが、残念ながら平方さんの知る限り、官公庁や企業のオフィスばかりが続くため、この先しばらくの間、コース沿いに薬局はおろか、コンビニや商店の類は一切無かった筈だ。
どうやら、この股関節の痛みとは最後まで付き合わなければならないようだ。

東京都道8号千代田練馬田無線を走ったのは僅か1kmちょっと。
やがて、股関節が痛いまま東京都道401号麹町竹平線;内堀通りに突入します。

特別編・東京マラソン2009 III (東京都道405号外濠環状線I)

tokyo_marathon_map03.jpg市谷見附交差点からは外堀通りに入り、堀に沿って植えられている、もうすぐ咲くか咲かないかのソメイヨシノに沿って走る。
現在通っている皮膚科が市ヶ谷から新宿に移る前までは、毎週のように通っていたこの道。
休日はおろか、平日ですら、車の数の方が圧倒的に多く、歩行者の数はあまり多くないこの界隈だが、かなりの人が両側の歩道を陣取っている。

東京マラソンでは、最初の給水ポイントでは水だけではなく、スポーツドリンクが提供される。しかも、水は水道水ではなくクリスタルガイザー、スポーツドリンクは大塚製薬のアミノバリューが提供されている。しかも、カップになみなみと注がれている。
前回走った立川・昭島マラソンの給水は、水は水道水、スポーツドリンクは4ヶ所の給水ポイントのうち最後の1ヶ所と、ゴール後に提供された1ヶ所のみで、それだけならまだしも、それぞれ僅か一口分しか提供されなかったので、予めペットボトルのアクエリアスを携行して正解だったのだが、今回は好きなだけ飲めるようだ。

つづく

特別編・東京マラソン2009 II (東京都道302号新宿両国線I)

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損保ジャパンビルの前を抜けると、昨日走った東京都道・埼玉県道4号東京所沢線と東京都道5号新宿青梅線の重複区間に入る。通り慣れた道ではあるが、いつもなら歩道しか通ったことが無い大ガードも、今回通るのは車道。何とも不思議な気分。
青梅街道の起点である大ガードを抜け、靖国通りに入った直後にある西武新宿駅前に設けられた仮設トイレに長蛇の列。スタートの列に30分近く待たされていたから、トイレを我慢している人もだいぶいたのだろう。
大ガードを抜けた直後から、前述の2つの道と東京都道302号新宿両国線の三重(さんじゅう)の重複区間、すなわち靖国通りに入る。

新宿5丁目交差点から先は東京都道302号新宿両国線の単独区間に入っていく。
やがて、最初の難関である長い下り坂に入るのだが、ここで気を付けなくてはいけないのは、下り坂の勢いに任せて速く駆け下りようとは思わないこと。
下りは平地以上に膝に負担をかけるばかりでなく、スタミナをここで使い切ってしまう危険性すらあるからだ。
だからここは平地の時と同じペースと歩幅で走り続けることを心がけなければならない。

市谷見附交差点、シャープ市ヶ谷ビル付近で東京都道302号新宿両国線から、東京都道405号外濠環状線すなわち外堀通り(環状2号)に入っていく訳だが、間もなくやって来る第1の災難が平方さんを襲うとは、この時は思ってもいなかったのだ。

つづく

特別編・東京マラソン2009 I (スタート)

tokyo_marathon_map01.jpg異様な光景だった。
都会の真ん中で、緊急車両と大会関係の車両以外の車の姿は全く無く、いつもの西新宿であればありえない人数の人々が公道の上でスタートを待っている。
平方さんが待機していたのは、エリアK、すなわち東京都庁第2庁舎と新宿中央公園の間、首都高速4号線新宿入口付近の橋の上。いつもなら数多の車や高速バスが行き交う高速道路の入口も、いつもなら『ETC/一般』などと表示されている幕式標識も『通行止』になっている。
右手にあるマンションのベランダからスタートの様子を眺めている住民の一人が、ロックスターのようにランナーに声援を送ると、ランナーたちはまるでオーディエンスのように一斉に拍手をしたり、大声を上げたり、指笛を吹いたりと、変なテンションになっている。
平方さんはその間にGPSのセッティングを実施。

スタートは9:05の予定から少し遅れ、9:10過ぎになる。
平方さんが動けるようになったのはそこから更に5分後。
新宿NSビル・千葉銀行新宿支店の角を左折し、紙製のハートの花びらが舞う第1・第2庁舎と議会棟の間の道を走る。第1庁舎前に設置されたスターターには石原慎太郎が手を振っている。スピードは、いつもの走りよりだいぶゆっくりだが、この段階ではアップと考えればいい。
やがて、突き当り、新宿アイランドタワーのところを右折し、損保ジャパン本社の角を左折する頃には人々との間隔も若干広がり、スピードも上げやすくなっていった。

ここから先は、このブログらしく、都道・国道ごとに区切って話を進めていくことにしよう。

2009年02月22日

特別編・肥前鹿島の屈辱II

このままだと、『足切り』にあって、リタイヤせざるを得なくなってしまう!!

この大会は、約5kmごとに設置されたチェックポイントに、設定された時間内に通過しなければ、その場で失格になってしまうのだ。
しかも、そのハードルは平均10.0km/hで走れば何とか間に合うレベルで、落ち着いて普段のペースで走れば問題は無い筈なのだが、他の参加者たちは平方さんが走るスピードより遥かに速く走っている。
焦った平方さんは、思わず走るスピードを上げる。
しかし、平方さんが思った以上に自身に力が出ない。
段々とスピードが落ち、壮年クラスの爺様達にも追い抜かれる始末。

GPSのディスプレイを確認する。ここまでの平均時速は8.6km/hを指している。
しかし、このペースではいずれどこかのチェックポイントで失格の烙印を押されることとなるだろう。
早くも息が上がり始める。
おかしい。いつもの平方さんならば、これ位の距離で息は上がらない。上がるはずが無い。
しかし、現実は蛭子能収の漫画に出てくるような汗まみれの男が息をゼェゼェさせながら九州の田舎を走っているのだ。

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やがて、ナンバープレートから察するに、陸上自衛隊のものと思われる四輪駆動車に後方から煽られる。
少しイラッとしたが、ペースメーカー代わりと思い、四輪駆動車と同じスピードで走ることにする。しかし、四輪駆動車はスピードを上げたり下げたりの繰り返し。挙句の果てに車線を越えて平方さんを追い越す。
今度は、交通規制中であるのにかかわらず、路線バスにも煽られてしまう。流石に頭に来て、今すぐにでも走るのを中断し、運転手を引きずり降ろしてボコボコにしてやりたい気分だったが、僅かに残った理性と、それどころではないと言う思いとでギリギリ思いとどまり、ひたすら走り続ける。

結局、足切りでリタイアする羽目に。
チェックポイントで係員に止められた瞬間、思わず
『XXXX!!』(自粛)
と叫んでしまった。
数秒もの間、数多の『XXXX!!』(自粛)が、近くの山々をこだましている。

ふと気がつくと、地元のCATVと思われるベータカムが、おそらく放送してはいけないであろう言葉をシャウトしている平方さんの野面をしっかりと押さえている。
この画が、地元のコミュニティチャンネルで使われないことを祈るばかりだ。

今回の反省点
・周囲のスピードに惑わされない(スタート時に飛ばす人の多さに戸惑い、いきなり飛ばし過ぎて体力を想像以上に消費し、失速してしまう。大会でも、独りで走っているものと思え。)
・自分のペースを身体に叩き込む
・それが出来ないのであれば、経過時間と移動距離をモニタリングする

祐徳稲荷神社をサッと観て、速攻で帰ろうとしたものの、次の特急かもめは40分後。ふぅ。

特別編・肥前鹿島の屈辱I

誤解が無いように先に言っておきます。
別に佐賀県鹿島市に恨み辛みとかはありません。

朝、8時過ぎにホテルを出て、トラムに乗らず、そのままホテル入口で待機していたタクシーに乗り込み、JR長崎駅へ。
8:30発の『かもめ8号』885系に乗り込み、車内でパンとお茶の朝食を摂りつつ、トンネルを抜けた、雨の有明海を眺めている。

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前回、博多から長崎に向かった時は、夕陽を観ることが出来たのだが、今回はそれも出来ず。
定刻通り、9:22に。肥前鹿島駅に到着。

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博多に向かう人は十数人程いたみたいだが、降りたのは平方さん独りだけ。
そのままタクシーに乗り、スタート・ゴール地点である『林業体育館』に向かう。
タクシーの車窓から見える風景は、いわゆる典型的な日本の田舎町だ。
駅前には商店街と呼べるものは無く、何軒かの商店と住宅があり、県道はそこそこの交通量はあるが、歩いている人の姿はまばらである。
県道沿いにはそこそこ立派な日本家屋が並んであり、その先には水田が広がっている。
東京の多摩地区、特に西側を走っていると、そこが東京ではあれど、田舎であることを感じるのだが、多摩地区はそもそもあまり水に恵まれた土地では無いことから、水田を見かけることはまず無いため、一面の水田はある意味新鮮な風景である。

9:30過ぎに林業体育館に到着。
締め切りが10:00のため、慌てて大会本部でチェックインを済ませる。
それから間もなく、中学生のスタートが行なわれるとかで、スタート地点に行ってみると、先頭で彼らを誘導しているのが白バイではなく、スーパーカブなのにはちょい驚かされた。更に、参加者全員が、雨が降るクソ寒い中、ランニングに短パンという『いかにも陸上部』みたいな恰好で走ることにもダブルで驚かされる。

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一方、ハーフマラソンのスタートは12:00のため、林業体育館の中で待つことにしたものの、体育館の中は小中高生や一般の団体でいっぱいで、平方さん個人が入り込む余地は無い。
仕方が無いので、身体をガクガクブルブルさせながら玄関付近の椅子に座って待つことに。
誰一人知人がおらず、参加者一覧を見ても、東京からわざわざ参加するような変わり者は平方さんしかいない。
(ちなみに、平方さんの次に遠い場所からの参加者は山口県とか四国からだ。)
今朝がた、ホテルのサービスで手に入れた朝日新聞と西日本スポーツを端から端まで読むしかあるまい。
いつの間にか、隣のベンチに座っていた小学生の集団が西日本スポーツの存在に気付き、『あ、城島ばい!!』などと言いながら、勝手にWBC日本代表の宮崎キャンプの記事をみんなで読み漁り始めたので、
「読んでもいいけど、一言『読んでもいいですか?』って訊こうね。」
「あっ、すみません。読んでもいいですか?」
「どうぞ。」
良い子たちだ。

雨が降りしきる中、スタート時間が近付いてきたため、賄いのテントの下に移動し、ストレッチを始める。
10分前には集合場所に集まり、GPSのセッティングと音楽の用意を済ませ、スタート地点へ。

12:00になったと同時に、一斉にスタート。しかし…。

ヤバい!!みんな速ぇえええ!!
この時ほど、大会にエントリーしたことを後悔したことは無かった。

(IIへつづく)